廃棄予定のハードディスク(HDD)を物理的に完膚なきまでに破壊してみた

さて、7月もスタート。。。。えっ、もう7月なんですか!?
吉野パソコンメンテ、吉野です。はりきっていきましょう。

ありがたいことに色々とお客様からご贔屓にしていただいております。
やること・やれることが多くなってきて本当に嬉しい限りです。


今更感がありますが、やはり致命的にSNSで発信するのが苦手だと気付きました。
ということでやはり自分のペースでやるのが一番だなーと。

ってことで(?) 最近依頼が多い「ハードディスクの消去」について。
吉野がどういう具合でハードディスクを破壊しているかにご紹介致します。

ここで取り出したるや廃棄予定のハードディスクドライブ君。なんとIDEで60GBという過去の遺物。(レガシー)

昔 (25年前)は 20GBが20,000円で売られていたのでいい時代になりましたな。。。。

前提条件としては既にデータを完全に消去する処理を3ループしてます。
この処理をすることでハードディスクドライブに入っているデータを、
「データ復元ソフト」を用いても復元できないようにしています。

その完全消去ソフトを用いた上でのハードディスクドライブの分解破棄になります。

当事業所はデータの流出についてかなり気をつけております。

お客様のデータは絶対に流さない、という気概でやってます。
(そもそも不要なハードディスクドライブはすぐ破棄しますんで。。。)

はじめは前面部のネジを全てとります。
とったネジは上記のマグネット付きの皿に入れておくとどこかにいってしまうことは減ると思います。

次は裏面。中には星型(☆)のネジもあるので、通常のドライバーでは外せないので注意です。

ネジを全て外し終わったらマイナスドライバーなどでこじ開けます。
ちなみに手などで無理やり開こうとすると手を怪我します。

基本作業は手袋などをして安全に配慮して行っております。

ドライバーのテコの原理でもいいんですが、不要になったプラスチックカードでも開きやすいですヨ。

写真では素手ですが基本は手袋をつけてください。結構簡単に手がスパッと切れます。

上記が開いたところです。なぜか完全に開ける事ができなかったので(おそらくネジがあった)
ひとまずは記憶面が露出するように出します。
記憶面は「プラッタ」と言われる磁気で記憶するための媒体になります。

写真のプラッタは実は2枚あり、一枚、ニ枚、とプラッタがあるため、☆穴ドライバーで開けます。

プラッタを取ったところ。

磁気を読み取るためのヘッダが邪魔なので破壊しました。

オレンジ色のプラスチックがカクカク動いてヘッダで磁気を読み取ります。

ひとまずマイナスドライバーで傷をつけました。

これで読み取りはできなくなるので2枚目のプラッタも傷をつけます。

ついでにドリルでゴリゴリ穴開けます。
30分以上かかるので非推奨。ネット情報だとプラッタに傷をつけるだけでも良いようです。

その後、不燃物として廃棄します。

ネジは偶に合うネジがあるので小袋に分けて保存しておきます。

当事業所ではこういう流れでハードディスクドライブの廃棄を行います。
そもそもデータを完全に消す作業だけで1日、破壊作業に30分以内、でしょうか。

データの完全消去を3回ループするんでこの時点で復元できないんですけどね。
念のために行うのと、ハードディスクドライブの物理的破壊です。