お子様の過去の写真の保管、大丈夫でしょうか??

こんにちは!吉野パソコンメンテ 吉野です。

まだまだ残暑が厳しかったり、変に寒かったりで変な気候ですね。
皆様も体調を崩されないように気をつけて下さいね。

各種メディアの寿命について

先日、お客様より「古いCD-ROMからデータが読み取れなくなった」
相談を受けました。

そういえばCD-ROMやDVD、BD (ブルーレイ)などの寿命ってどれくらいだったか?
と改めて確認することにしました。

そもそも「データ」というものは劣化しません。
劣化するとしたら保存する媒体、CDやDVDになります。

保存状態にもよりますが、一般的に…

「高温・多湿・紫外線などによる劣化」

「媒体(CD,DVDなど)が元々粗悪品」

「カビや汚れからくる腐食」


などあります。

よくある話だと
「お子さんの写真や動画をDVDに書き込んで、再生しとうとしたら再生できなかった」

というご相談がとても多いです。

VHS (ビデオテープ) のように長期保存出来るのかと…と、皆さん思いがちですが、
悲しいことに結構簡単に読み取れなくなったりします。。。

よくある書き込み用のみの媒体(DVDロムなど)は、意外と劣化します。

・「スピンドル」と呼ばれている10枚~100枚くらいのケースで売られているもの

先程の保存状態を参考にして頂いても、劣化するものはしてしまいます。

・USBメモリさん (BUFFALO製品)

これももちろん寿命があります。

そもそもUSBメモリは長時間放置すると、自然に揮発という現象で書き込んであったデータが消失します。

実はCDなどの媒体よりも早くデータが消えてしまいます。

USBメモリは…

「書き込み・読み込みを頻繁に行うと消える」

「電圧を長期間当てると壊れやすい」

「デフラグをかけると壊れやすい」

「衝撃に弱い」

「ホコリや汚れで読み取れなくなる」

など原因とされています。(経験則含む)

では、何が長期保存に向いているメディアなので??

単刀直入に言うと、ハードディスクや
SSD(エスエスディ)が長期間保存に向いています。

まず、ハードディスクは、データの揮発が起こりにくいメディアです。
また、衝撃にも比較的配慮がされていてます。

・ハードディスク 2.5インチモデル 1TB TOSHIBA製品 (外付けユニット付)

こちらは2.5インチ型と呼ばれている少しだけ小型化されたハードディスクです。
吉野は対衝撃用のクッションケースに入れて持ち運んでいます。

SSD(エスエスディ)も同じように、データの揮発が起こりにくいと言われています。
若干ハードディスクに比べると衝撃に弱いかもですが。
しかしUSBメモリに比べれば段違いです。

・ハードディスク 3.5インチタイプ 3TB Seagate製品 (外付ユニットなし)

ひたすらゴツいのが3.5インチのハードディスク。
今はSSDのほうが多いですが、少し前のデスクトップパソコンはこれが主流でした。

ちなみにこのケースは100円ショップのDAISOさんで買ったものです。
「はがきケース」という商品名で売られています。

実はかなり優秀でフタが出来るので湿気も入りにくいですし、
俗で言う「シンデレラフィット」(とてもフィットするサイズ)です。

吉野はこれに乾燥剤を入れつつ、ジップロックで保管するとかなり保存状態は良くなります。

また個人的におすすめしたいのは、クラウドサービスであったり、
ハードディスクを定期的にコピーを行い、データの保存場所を多く作ったりすると良いでしょう。

吉野はデータのこまめなコピーを行っており、20年前のデータが今でも保存されています。

テープで保存されていた世代の方にはとても驚かれるので、こまめなデータの保存を忘れずに。

思い出はできるだけ残したいですからね!